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利き目

利き手と利き目は一致する!?矯正されない「利き目」は格好の研究対象に!
アンケートに答えて日本人の利き目と遺伝子の研究に参加しよう

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(写真:Phyllis Buchanan/クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 継承

 利き手は脳の使い方や脳の病気に影響すると分かっています。ところが利き手はときに矯正されるので、本来の利き手と脳との正確な関連性を調べるのは難しくなっています。そこで最近注目されているのが「利き目」。利き目は利き手の左右と大体一致しています。
利き目と遺伝子の関連を調べた研究はまだほとんどありませんが、その研究により「右利き」「左利き」と脳との関連性を遺伝的に調べるための重要な手がかりが得られる可能性があります。
あなたもアンケートに答えて、日本人の利き目と遺伝子の研究に参加してみませんか!?

利き手の違いは脳に影響

 「考えるのは左の脳、感じるのは右の脳」という話を聞いたことがあるかもしれません。脳には「左半球」と「右半球」があり、左右に異なる機能が割り振られています。
 ある研究によると、手が右利きの人はほとんど全員が「左半球」で言葉を考えていました。一方で、左利きの人は、左半球で考えていた人が6~7割、右半球と両半球がそれぞれ1~2割とばらばらで、右利きの人とは明らかに異なっていました。ここから、利き手が脳の使い方に影響すると分かりました。

利き手が病気のリスクに!?

 利き手は脳の使い方だけでなく、脳の病気にも関連すると分かってきています。最近の研究により、両利きの人は、統合失調症、言語障害、注意欠如・多動症(ADHD)などの病気のリスクが、左利きの人は失語症のリスクが高いようだと分かりました。

利き手と利き目は一致が多い

 さらに、利き手と利き目の左右が一致する傾向があるようだという報告も出ました。利き手が左の人は、6割が左利き目だったのに対し、利き手が右で左利き目の人は3割と少数だったのです。

利き目は脳を知る重要な手がかりに!

 利き手と異なり矯正される機会が少ない利き目は、脳の仕組みや病気との関係を研究する上で重要な指標と考えられ、最近注目されてきています。ただ、利き目の遺伝子研究は、今のところほとんどありません。利き手については、双子の研究で、約25%が遺伝要因の影響を受けるという報告がありますが、詳細は不明です。

日本人の遺伝子探しに参加しよう!

 MYCODE Research(マイコード・リサーチ)のアンケートにご協力いただくことで、日本人の利き目に関連した遺伝子を見つけることができます。関連遺伝子が見つかれば、「右利き」「左利き」に関連した脳のしくみや病気の原因解明につながる可能性があります。
 あなたも簡単なアンケートに答えて日本人の利き目の遺伝子に関する研究に参加してみませんか!?

本アンケートは、国立大学法人東京大学医科学研究所との共同研究「日本人DNA多型データを用いた日本人のための疾病リスク予測モデルの研究」の一環です。研究詳細はこちらからご覧いただけます。
※この研究は、遺伝子検査お申し込みの際に研究参加同意をいただいている方を対象としています。研究参加同意をいただいていない方のアンケート結果につきましては、研究の解析からは除外いたしますが、アンケート回答後に表示される集計結果には回答内容が反映されます。

利き目の研究アンケート

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