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「DNA情報+出身地」で日本人の遺伝的な歴史が紐解かれる!?
アンケートに答えて日本人ゲノムの大規模研究に参加しよう

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Geographical information

 DNAを調べると、人種や地域による特徴をみることができます。そして、DNA情報と出身地を組み合せることで、その人の遺伝的背景がより詳しく分かるようになってきました。日本人の遺伝的な歴史については、ここ数年の研究によりさまざまなことが分かってきましたが、未知な部分もまだたくさん残っています。あなたもアンケートに答えて、日本人ゲノムの大規模研究に参加してみませんか?

あなたは縄文人?弥生人?

 世界中には、白人、黒人、アジア人など、さまざまな人種がいます。人種の違いは、住んでいる地域の気候や環境に適応した結果生じたものだと言われています。
 島国日本では「渡来」も人種に影響する大きな要因となりました。数万年前、東南アジアから日本に最初に移住してきたのは濃い顔が特徴とされる「縄文人」。その後、北東アジアから平たい顔が特徴とされる「弥生人」が渡来してきました。現在の日本人は、この2つの人種がさまざまな割合で混ざっていると考えられています。

DNAでわかる「日本人」の特徴とは?

 2003年に、人間の遺伝情報であるヒトゲノムDNAが解読されると、個人のDNAレベルで、どのような遺伝的背景をもっているかが詳しく調べられるようになりました。2008年に、理化学研究所をはじめとする研究グループによって、日本人を対象に1人あたり14万カ所ものDNA配列の違い(SNP)(※)を調べる研究が行われました。その結果、ほとんどの日本人は、北海道から九州までの「本土日本人」または「琉球日本人」のどちらかの集団に属し、中国人に多い漢民族とのDNAレベルでの違いが明らかになりました。つまり、DNAレベルにおける「日本人」の特徴がはっきりと分かってきたのです。

「DNA情報+出身地」でさらに詳しく

 2012年に国立遺伝学研究所の研究グループによって行われた研究では、日本人を「アイヌ」「本土日本人」「琉球日本人」の3集団に分けてSNPを比較することで、昔から顔や骨格の特徴が似ているといわれていたアイヌと琉球日本人が、遺伝的に近縁であると証明されました。なぜ北海道と沖縄の民族が遺伝的に近いのか、まだ分からないことはたくさんありますが、DNA情報と出身地の情報を比較解析することで、このような謎にも手がかりが得られるかもしれません。さらに、英国人のDNA情報を調べた研究では、祖父母の生まれた地域情報をもとにすることで、より詳細な遺伝的背景が調べられることが示されています。

日本人ゲノムの大規模研究に参加しよう!

 MYCODE Research(マイコード・リサーチ)では、日本人ゲノムを詳細に解明するため、MYCODE会員を対象とした大規模な研究を行います。あなたの出身地などの簡単なアンケートにお答えいただき、その結果とあなたの遺伝子タイプの関連性を調べることによって、日本人の遺伝的な歴史を紐解くことができるかもしれません。さらに、日本人に特徴的な病気との関連性など、まだ分かっていないつながりが見つけ出せる可能性もあります。
 あなたも簡単なアンケートに答えて、日本人ゲノムに関する研究に参加してみませんか?
(この記事の後のアンケートからご参加いただけます)

※SNP(一塩基多型)とは、遺伝子の多様性の一つです。遺伝情報を担う最小単位である「塩基」が1カ所だけ変わることで、髪の色やお酒の強さのような身体の特徴も変わる場合があります。SNPの遺伝子型を調べることで疾患のなりやすさや体質の特徴を知ることができます。

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